急ブレーキを踏み込む勇気
私は多くの女性ドライバーの運転を見て彼女たちはブレーキがどのようなものなのかきちんと理解できていないのではないかと疑っています。もちろんブレーキは強く踏めば強く効きます。例えば前に子供が飛び出してきたときに急ブレーキを踏みます。しかし、多くの女性は急ブレーキが必要な場面でも弱く踏み込むだけなのです。踏み込みが甘いと強いブレーキは効かず、そのまま子供を引いてしまいます。急ブレーキが必要な場面はとにかく強くブレーキペダルを踏み込む必要があります。このような事故を回避するために力強くブレーキを踏み込むことをパニックブレーキといいます。事故の多数はブレーキの踏み込みが甘いために起きているといわれています。つまりブレーキが利かないのではなく、ブレーキの踏み込みが甘い、パニックブレーキを踏めていないというところに原因があります。多くのドライバーはパニックブレーキを踏まなければいけないような場面に遭遇していません。なのでいざというときにパニックブレーキを踏むことができないのです。これは現在の教習所のカリキュラムにも問題があるのではないかと考えています。パニックブレーキを経験するためには交通安全協会やJAF、自動車メーカーなどがテストコースなどを使用しておkなう安全運転講習会に参加するといいと思います。この手のスクールでは必ず高速からの急ブレーキを横にインストラクターが乗って体験させてくれるので安心です。また濡れた路面での急ブレーキがどのようなものなのかなどということも体験させてもらえます。もちろんパニックブレーキを踏む機会に遭遇しないというのがそれに越したことはないですが、いざというときのためにこの手のスクールに一度参加してみるのもいいのではないでしょうか。